こんにちは。働くママ、ぽんケロです。
2021年4月に育休から仕事復帰をしました。(仕事は中学校で先生をしています。夫も中学校教員です。)
復帰前は正直、生活が破綻してしまうのではないか…、仕事が中途半端になってしまうのではないか…と不安なイメージしか持てませんでした。
この記事が、今、同じように仕事復帰を控えて、不安に押しつぶされそうな方にとって、少しでも役に立つことができたら嬉しいです。
正直に言うと、妊娠・出産前は、自分の時間の全てを仕事に費やしていました。
今考えると、「時間をかけること=偉い」訳ではない!と思うのですが…当時はそう思ってとにかく時間を注いでいました。
そんな私が結婚して、子どもも産まれて、
守りたいもの・大切にしたいもの・自分の時間を使いたいものに出会いました。
当然、以前の様に自分の時間を全て注ぐ働き方はできませんし、したくありません。
でも、同時に大きな不安が押し寄せてきました。そして不安が耳元で囁きます。
『自分の時間を全て使ってようやく普通に仕事がまわっていたんだよ?仕事の時間を減らして大丈夫??減らすなら睡眠減らしなよ?』
子どもがいて教師として働くって、「覚悟=睡眠や自分の時間を減らす」をもってやらなければならないことなのかな…できるかな…私に。
育休中は、そんな考えに頭の中を奪われて、沈んでいました。
そんな不安に押しつぶされていた私ですが、
ある気づきで、仕事復帰に対して前向きになることができました。
それは
優先順位を決めて、自分が持っている時間の中でできる最大限ができれば良い
ということです。
具体的に言うと以下の3つです。
1 自分がやらないことを決める。
2 仕事の優先順位を決めて、タイムスケジュールを立てる。
3 家族皆が使いやすいように整理整頓をする。
この3つを育休中に行ったことで、私は復帰後も日々生活・仕事を行うことができています。
仕事復帰後は育休中より、「仕事」という時間が増えることになります。
私の今過ごしている24時間に新しく「仕事」が入るので、その分今の24時間から「何か」をやめる必要があります。
今までは「睡眠」をやめようとしていました。しかし、先輩教師からあるアドバイスをもらい、「やめることリスト」を制作することにしました。
そのアドバイスとは…
「睡眠時間は確保したほうがいいよ。睡眠を削るのは簡単だけど、体を壊しちゃうよ。」
「睡眠不足はイライラの元。自分に余裕が無くなって、一番大切な人にイライラをぶつけてしまうよ。」
私が決めた「やめることリスト」は以下の8つです。
(1) 洗い物
(2) 掃除機をかける
(3) 洗濯物を干す
(4) 毎日料理を頑張る
(5) お風呂掃除
(6) 部屋の片づけ
(7) 乾いた洗濯物をたたむ
(8) 保育園の送迎を1人で行う
(1)~(4)は時短家電を買うことで「やめる」を実現しました。
購入した時短家電は、食器洗浄乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機、ルンバ、ホットクックです。
お金がかかるので、一気には買わずに少しずつ買っていきました。
また、最新のものは高いので、何年か前のモデルを購入し、なるべく価格をおさえるようにしました。
(6)の料理はホットクックを使うことで、キッチンから離れて別なことをしながら調理できる状態にしました。(ホットクックについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。)
その結果、今までキッチンにいた時間に子どもと遊んだり、予約調理をすることで帰宅後すぐに食事をとることができるようになりました。
時短家電は、初期費用がかかることがデメリットですが、購入し、使い始めるとそれ以上の価値がありました。何より、私の心に余裕が生まれました。
(5)~(8)は自分ではなく、別な人にお願いすることで「やめる」を実現しました。
お風呂掃除、部屋の片づけ、洗濯物をたたむは、後から帰って来た方が行うことにしました。
(これらの家庭ルールは、仕事復帰にあたり、夫と会議を行いました。)
こうした結果、夫の帰りが遅く、夫と会う前に私が子どもの寝かしつけで私が寝落ちしても、最低限生活がまわるようなシステムになりました。
(今では、子どもの寝かしつけの際、歯磨きも済ませ、寝落ちする気満々で寝室へ向かいます。笑)
(8)の保育園の送迎については、義母の力を借りることにしました。
元々、私の仕事復帰に向けて、夫の実家近くのアパートへ引っ越しをしました。
私たち夫婦はどちらも中学校教員なので、保育園の送りは開園と同時、迎えは延長保育直前か延長保育…となってしまうことが必須でした。
なので、保育園の送迎と、病気時のサポートをお願いすることにしました。
今では、
朝は義実家へ預け、少しゆったりと過ごさせてもらい、お義母さんが保育園へ送る。
そして、夕方はお義母さんに早めに迎えにいってもらい、義実家で私が迎えに行くまでのんびり過ごさせてもらう。
こんな風にさせてもらっています。
ドタバタとしつつも、なんとか生活が回り、家族皆が元気なのは義実家、義母のおかげです。
(子どもの風邪がうつり、夫婦2人がダウンしたときも、子どもの面倒を見てもらいました…本当に日々感謝です!!)
2 仕事の優先順位を決めて、タイムスケジュールを立てる。
行う仕事が発生したら、取り組む前に2つのことを行うようにしました。
(1)その仕事の優先順位を考える。
締切日の近いものや、他人を巻き込む仕事(自分が早く行わないと誰かに迷惑をかけてしまう仕事)を早めに済ませるようにしています。
もう一つ、
「学校でしかできない仕事かどうか」
はチェックしています。
(2)仕事を細かく分割し、その仕事をいつ行うか計画する。
例えば「〇〇の書類を△/△に配布する」という仕事があった場合。
仕事を3つに分けることができます。
・ 〇〇という書類を作る。
・ 上司に起案する。
・ 配布する。
仕事を分割した上で、それぞれの仕事を何日に行うのか、その日の時間帯のいつ行うのか、どこで行うのか(家か学校か)、スケジュールを組んでいきます。
特に、学校で仕事ができる時間が限られてくるので、「学校でしかできない仕事」は勤務時間内に組み込み、「家でもできる仕事」は家で済ますようにしています。
この様に「朝(4:40~5:30)」「午前」「午後・放課後」の3つに区切って、一週間分を見ることができるように簡単なフォーマットを作ってスケジュールを立てています。
※私の場合、子どもと一緒に21:00頃に寝るので、朝早めに起きて少し仕事をしています。
(睡眠時間は6時間以上確保するようにしています。)
また、朝の時間だけでは「家で済ませたい仕事」が終わらないため、土日のどちらか1日は仕事日として確保しています。
(夫が土日のどちらか1日は部活動が入るので、その日に合わせて実家へ行き、子どもを見てもらいつつ、その場で仕事をしています。※3、4時間くらい。)これは本当にありがたいです。
3 家族皆が使いやすいように整理整頓をする。
復帰前に一番時間をかけて行ったのが部屋の改革です。
今までは、共有スペース(リビング、キッチン、洗面所、お風呂場など)に何を置くかを私が主に決めていました。
なので、夫が片づけをする際、最初に置いていた場所と違うところに片づけてしまったり、欲しいものの場所が分からなくて私に聞いたりする場面が多くありました。
育休中は私自身時間があったので、片づけたり、聞かれたらものの場所を伝えたりしていました。
しかし、これらの時間も省略できれば、その分家族の時間を増やすことができるのではないかと考えました。(それに、聞かなければ分からないって夫にとってもプチストレスかな…と思いました。)
また、私が仕事に復帰するということは、子どもの保育園も始まります。
保育園準備も、家族全員が私に聞かなくても「できる・分かる」仕組みを作っておけば、私も、家族もストレスが減るのではないかと考えました。
この様に考え、共有スペースの物を「家族皆が分かる・片づけられる配置」にしました。
具体的に、ほんの一部ですが紹介します。
車のおもちゃは、子どもが楽しく片づけられるように「なんちゃって駐車場」を作りました。
子どもは今、1歳8か月ですが、自分で片付けてくれています。(線にピッタリ、きれいに片づけはまだできません^^;)
洗面所、お風呂、洗濯に使うものはココに片づけられるようにしました。
つっぱり棒で、上の空いている空間も使えるようにして収納力がUPしました。
近場で使うものが全てここに片づけてあるので、日用品の買い物の後、夫もスムーズに片づけてくれます。
食器は、種類ごとにBOXに分け、BOXにもラベリングしています。
ラベルがついているので、夫が食器を片づけるときも、同じ場所に戻してくれます。
(正直、食器棚の収納改革は一番効果がありました!私でなくても、誰でもできるようになり、心の余裕ができました。夫も、分かりやすい!と言ってくれました。)
我が家は賃貸で、部屋を狭くしたくなかったので、なるべく家具は買わない方針にしました。なので、現在は「これは食器を置くスペース??」みたいな備え付けのスペースに食器を置いています。
我が家の(賃貸)備え付けの食器を置くスペースは、2段にしか分かれておらず、空いている空間が多かったので、その空間につっぱり棒(30㎏まで可なタイプ)を設置し、そこにBOXを置いて軽い食器を片づけています。
食器棚の一番下にスペースがあったので、そこに備蓄食品を置くスペースを作りました。
しかし、床に直接物を置くと、掃除のときに面倒です。
そこで、BOXの底にキャスターをつけ、簡単に移動できるようにしました。
(BOX、キャスター(4個入)全て100ショップです。)
簡単に動かすことができるので、掃除も楽ですし、なにより取り出すことが楽になりました。
家族全員が保育園の登園準備できるように、「子どもの保育園準備スペース」を作り、そのスペースの近くに「保育園準備一覧のプリント」を貼りました。
保育園準備スペースは、服、肌着、おしぼり、エプロン、靴下、オムツ(名前入り)、ビニール袋など、保育園に持っていくものをまとめています。
なので、準備する際は、一覧のプリントを見ながら、そこに書いてある物を取り出して入れるだけで済みます。
気づいた人、手が空いた人ができるので、私の心に余裕が生まれました!
以上、
中学校教員ママであるぽんケロが、
仕事復帰に向けて行ったこと3選でした。
この記事が少しでもお役に立てたら幸せです。